日本において世界遺産が一番多い奈良、その奈良の南に位置する「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコの世界遺産に登録され「大峯奥駈道」が通る霊場として世界遺産に認定、台所・社務所は国の重要文化財になっており神が宿るパワースポットとして有名な神社、そう玉置神社です。大阪市内や奈良市内から車では険しい山道やトンネルを数々を通り、十津川村の谷瀬のつり橋をすぎ、坂道を登ること標高1,076.4メートルの山頂直下9合目に位置する神社です。
そして本日は2度目の参拝。1度目は雪がまだ舞う冬、今回はお盆休みの最中、ふと何気なくその3日前に思い至り急遽レンタカーを予約し玉置神社へ向かう。玉置神社の手前には意外にも広い駐車場があり、そこに車を止め歩いていき標高が1000メートルあるので息が荒くなる。
すれ違う度に人々から必ずと言っていいくらい「こんにちは!~」と挨拶が飛び交う。なんだろうこの清く正しいこの気持ち…。20分ほどだろうか最後の石の階段を登り本殿に到着する。
これまたなんと清々しく本殿に漂う神気。そのあと最強のパワースポットといわれる玉石社へ向かうのですがこれが、半端ない小道の登り坂、絶対にサンダルやヒールでいくと後悔するでしょう。また必ず息があがります(汗)、そして呼吸も乱れながらも参拝。あとで分かったことなのですが先に、玉石社を本殿より先に礼拝するのが修験道では習わしになっているとのことだそうです。
本殿では五柱の神様が祀られており
国常立尊(くにとこたちのみこと)・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冊尊(いざなみのみこと)・天照大御神(あまてらすおおみかみ)・神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)
安産、商売繁盛、開運、縁結び、悪霊退散、厄除け、病気の治癒、夫婦円満、家内安全、国家安泰、子孫繁栄、五穀豊穣 などのご利益があるそうです。
玉石社についてですが
玉置山の頂上に至る途中にあり、
玉置神社の末社の一つで、3本の大木に囲まれて、神体の丸い右があります。
この社地は、昔、役[えん]の小角[おずぬ]並びに空海[くうかい]が拝して、如意宝珠を埋めた所といわれ、又丸い玉のような石が置かれてあるところから、玉置の名称が起こったとも伝えられています。
祭神は大己貴尊[おおなむちのみこと](大国主命[おおくにぬしのみこと]の別名)です。上記でも記しましたが奥駆道を通る山伏たちは、玉置神社本殿よりも先にこの玉石社にお参りするのが通例であるとのことです。
「神に呼ばれないと行けないといわれる」と多くで囁かれていますが
本当に感じる不思議な場所です。
お車での所要時間 (玉置神社HPより抜粋)
大阪方面から
阪和自動車道・美原JCT→南阪奈道路・葛城IC→大和高田バイパス・新堂ランプ→京奈和自動車道・五條IC→R370→R168
(美原JCTより約3時間)
名古屋方面から
東名阪自動車道→亀山IC→名阪国道・西名阪自動車道・郡山IC→五條経由→R168
(亀山ICより約5時間)
和歌山方面から
阪和自動車道・南紀田辺IC→R42→R311→R168
(南紀田辺ICより約2.5時間)
三重方面から
紀勢自動車道・尾鷲北IC→R42→熊野尾鷲道・尾鷲南→熊野大泊IC→
R42→新宮市→R168
(熊野大泊ICより約2.5時間)
玉置神社社務所
〒647-1582 奈良県吉野郡十津川村玉置川1番地
TEL 0746-64-0500
ぜひ、一度は足を運んではいかがでしょうか・・・