先日、厚生労働省の有識者会議にて今後の保健医療をどうするか?どんな政策を行っていくかなどの提案策が『保健医療2035年提言書』にてまとめられました。もちろんですが、これまでに言われていました、たばこを吸う人を無くす方向実現に近づける案も含まれています。そんな中で驚いたのが砂糖に税金を掛けるというものなんですよね。まだ決まった訳ではないみたいですが『砂糖に課税も検討していくべき』というもののようです。
その理由は何なのか?ということですがやはりいつも言われるのが、これからの医療費財源を確保・安定させる為とのことです。ん~あまりピンとこないですよね。そうです。そうなんです。砂糖によって肥満になり生活習慣病や虫歯になりやすいという考え方です。今年3月に発表されたWHOの指針に砂糖は一日25グラムまでとされたことの影響にもあります。清涼飲料水を1本飲めば軽く超えるような量です。
また確かに日本の医療は年々増えていっているようですが2001年の医療費は30兆円を超えておりその10年後ちょっとの2013年では39兆円にも膨らんでいます。この増加している原因は何かと厚生労働省は先ず高齢化になったこと、医療技術などの高度化が進んだということだと述べています。この原因を聞くと医療の高度化とは何とも皮肉ですが我々にとってはこれまで治せなかった病気が治るようになってきた証なので喜ばしいことでもあります。ん~本当に悩ましいことでもありますね。
日本だけでなく世界でみてもこの医療費問題は難問のようです。世界各国でも食べ物に気をつけて医療費を抑えようという考え方です。ちなみにメキシコでは糖分が多い清涼飲料水などの飲み物に課税をしたり、ハンガリーでは糖分や塩分が高い食べ物に税金を掛けられ私も大好きですがポテトチップスにも税金が掛けられています。少しびっくりです
まだ日本ではまだ砂糖に税金は掛けられていませんが、その議論の前にもっと削減すべきところがあるのではないかと思ってしまうのは私だけでしょうか・・・