ここ最近、よくニュースで報道されるドローンの悪い使い道ですが、このドローンを持っているだけでも悪い人だと思われるのではないか?と思ってしまいます。先日も東京・浅草で開催される三社祭でドローンを飛ばすとインターネット上で告知をしていた15歳の少年が実際にはその行為を行うことはしませんでしたが威力業務妨害で逮捕されました。この前にも、この少年は東山本願寺(京都)や姫路城(兵庫)そして国会周辺にて飛ばそうとしたりして警察から注意を受けていて今回の経緯に至った形です。私の子供の頃は飛行機やヘリコプターなどのラジコンはありましたが、ここまで安価で安く性能が良い空飛ぶラジコン機はなかったので時代もすごい時代に変化したなと本当に思います。さて、このドローンは小型無人飛行機のことでもともと軍事目的から色々な分野にて応用されようとしています。
その最先端ドローンの第一回国際ドローン展が5月20日に千葉・幕張にて開催され世界各国から50社のメーカーが出展し注目を集めました。おもちゃのようなものから大きな機体までさまざまな形をしたドローンがあり価格も1万円前後の安価なものもあります。世界ではこのドローンを使ってすでに実用化を目指している国々がたくさんありシンガポールのレストランでは注文された料理や飲み物を運んだりと実際に使用されています。またアマゾンはドローンによる商品配送サービス『アマゾン・プライム・エアサービス』の提供に開発中で、ピザで知られるあのドミノピザ配達も実用に向けてテストを行ったりと、各社実用化を目指しています。日本でも離島や山間部の住民に物を運搬する為のデリバリー用も開発が進められ、また川や海などで溺れている人に浮き輪をドローンから下ろし助けるという人命救助用やさまざまな場所での監視に利用される用途で開発されたもの、侵入者異常を探知するとドローンがその侵入者に対して追いかけながら撮影を行い、追い払うというセキュリティー用も開発されています。もっと驚く最先端技術も搭載されており、実際に福島原発で内部を撮影する為に使用されたものでそのドローンには自律制御システムが内臓されており機体からレーザーを発して障害物を避けながら自動で飛行するドローンもあります。これは日本のメーカーが世界初で開発されたようです。さすがは日本。
そんなこんなでドローンの未来はどんどん進化していくと考えれ、空ではドローンだらけになる日が来るかもしれませんね。そうなればもちろん悪いドロンも出てくると考えられますが、その悪いドローンも網を出し捕まえることができるドローンもフランスの会社によって開発されているようです。すごいですね!!その想定されるものまで開発されているなんて・・・こうして世の中が便利になった分、悪用されるケースも必ず出てくる訳でして人の為になる目的でこのドローンを利用されて欲しいと願うばかりです。
そしてこのドローンによる規制ですが今現在まだ日本では無いようです。これまでの規制の必要性がなかったからなんですが、規制もまた整備されようとしています。自民党のドローン規制法案として国会議事堂や首相官邸、皇居などの敷地周辺300Mでドローンの飛行を禁止するというもの。違反すれば1年以下の懲役又は50万円以下の罰金の法案を今国会にて提出し成立を目指すようです。
とはいえあまり今後、規制を強くすればまたドローンの技術革新自体がストップしてしまう恐れもあるので使用される方は常識を持って使用していただきたいものです。