あなたに気ままに問いかける eyetime.

オスプレイは本当に安全!?

 

 

5月12日に中谷防衛大臣が政府として独自に評価し機体の安全性を確認したと発表していたオスプレイですが17日アメリカ・ハワイ州でまたも着陸失敗事故が起こり死者が出てしまいました。防衛省もこのオスプレイを購入することが決まっています。開発段階から事故が多く起きているオスプレイは本当に安全なのかと思ってしまいます。

 ではオスプレイとはいったいどんな軍用輸送機かと調べてみますと2種類の機体がありMV22オスプレイとCV22オスプレイがあります。使用目的としてMV22は主に物資や人員を輸送する機体、CV22は特殊作戦につく部隊などを輸送する機体に分かれています。今回の起きた事故はMV22オスプレイです。普通の軍用輸送機と違ってヘリコプターと飛行機の両方を兼ね備えたもので、離着陸する時はヘリコプターのように垂直移動を行い、固定翼モードにすることにより飛行機のように航行することができます。このメリットを利用して飛行機のように滑走路が必要でなくヘリに比べて航行距離がとても長く、飛行スピードも速く飛ぶことができるというものです。

 しかしこの斬新な特殊の飛行スタイルにより事故が頻発で起こっているのも事実です。今回の事故機と同じMV22オスプレイは2000年4月アメリカ・アリゾナ州で墜落し19人死亡、2000年12月アメリカ・ノースカロライナ州で墜落4人死亡、2012年4月モロッコで墜落し4人死傷、2013年8月アメリカ・ネバダ州にて着陸失敗、そして今回の2015年5月アメリカ・ハワイ州で2人死亡とこれまでたくさんの墜落や着陸失敗事故を起こしていることが分かります。専門家によればエンジン自体が砂や土埃に弱いことや左右揚力のバランスが崩れると機体が不安定になりやすい機体とのことから操縦がとても他ヘリや輸送機に比べて難しいのでパイロットにはかなりの訓練が必要な機体だそうです。

 日本ではMV22オスプレイが沖縄普天間基地にてすでに24機配備されており、今後、CV22オスプレイが2021年度までに米軍横田基地に10機配備予定、そして日本の防衛省が2018年度までに佐賀空港にMV22オスプレイを17機購入予定されているようです。今回、佐賀空港に配備予定のMV22オスプレイの購入価格は17機で約3,600億円だそうです。すごい値段ですね!!

 そして現在では何度も改良がなされ安全性は向上しているとのことだそうですが、いやいや!また今回のように事故となれば沖縄や本土にも配備して本当に大丈夫!!と思ってしまいます。皆さんもどう思われたでしょうか?

最新情報をチェックしよう!
    NO IMAGE
    CTR IMG