現在、日本全国は47都道府県で構成されているのは皆さんご存知の通りですが、その全国各地にてご当地グルメやゆるキャラなどでいかに観光にてお客様を自らの都道府県に来ていただけるかというアピール合戦が行われています。その上で認知度や知名度を上げていけば必然と来ていただける可能性も高くなりますが、その認知度や知名度を分析しランキング化をしているのが日経リサーチ社の『地域ブランド戦略サーベイ』という調査です。2010年から行われていて最下位ランクの認知度が滋賀県です。確かに関西在住の方はまだイメージがつきやすいかと思いますが、少しでも離れている方には滋賀には何があるのだろ思う方がとても多いと思います。
やはり琵琶湖が有名で近江商人、近江牛、近江米、甲賀忍者と思い浮かべる人はどれくらいいるのでしょうか。そんな滋賀県で今年の2月、県議会で県名を変更してはどうか？という提案がなされ注目を浴びています。
その候補名が近江県や琵琶湖県の名が挙がっているようですが、実際のところ滋賀県民の方々は変更することにどう感じておられるのでしょうか？と2009年に同じ議論が沸き起こり、2010年には県民アンケートがなされ8割の方がこのままで良い、愛着があると回答されているようです。そして2度目の県名変更論が出て再度アンケートの実施も検討されています。実際に県名を変更するのには国会にて法整備される必要がありその後、住民投票がされて変更が可能という大きなハードルがあるようです。
県名を近江県や琵琶湖県などに変えることにより本当に認知度や皆さんが観光として来ていただけるようになるのかは私的には疑問に思うところではありますが、県名を変更せず認知度を上げた県がございます。それはどこかと思いますか？2010年調査では24位、2013年では14位にランキングＵＰしています。そうです！そうなんです！！有名な出身タレントをＣＭに起用し『うどん県』というキャッチフレーズで成功したあの香川県です。今やうどんと言えばどこかと言えば讃岐うどんで香川県とイメージしてしまうほどです。このようにアピールイメージにて成功している県もあり戦略や内容が何より大切なことでないかと考えてしまいます。皆さんはいかが思いますでしょうか・・・