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水族館からイルカが消える瀬戸際!?

 

  水族館と言えばイルカショーがたくさんの所で楽しむことができますが、そのイルカを観賞できる水族館が危機に立たされている状況になっています。それは一体どいういうことなのか?現在、日本の水族館や動物園はJAZA(日本動物園水族館協会)とういう協会に所属している。国内64水族館・89動物園の合計153施設などで構成している団体であるが、そのJAZAもまた世界50カ国以上加盟の国際組織WAZA(世界動物園水族館協会)に所属している。そのような組織があることも初めて知りましたが、要はWAZAがJAZAに対して除名すると警告をしているというもの。なぜ警告をしているのか?というと、その国際機関であるWAZAの主張は、水族館用のイルカを『追い込み漁』で捕獲することは倫理規範に反するということ。

 ではこの『追い込み漁』はどのようになされているのかというと

 場所は和歌山県太地町で古くからの伝統漁法で、先ず、漁船からイルカが嫌がる金属音を出して湾内に追い込み、その出口を塞ぎ捕獲する方法で法令に基づき適切になされているもので、もちろん国や県が許可を出している。

 経緯はというと、2004年にWAZAが『追い込み漁』によるイルカ捕獲を非難していて、2009年に『ザ・コーヴ』というアメリカ映画により批判が高まり世界に伝わり始めた。そして2014年8月にWAZAが食用のイルカと水族館用のイルカをこの捕獲を完全に切り離すべきとJAZAに提案。それを受けて太地町漁協は翌月、水族館用の捕獲だけの追い込み漁を導入。しかし2015年4月にWAZAがJAZAの会員資格を停止。1ヶ月以内に改善しなければ除名。

 こういた経緯があり、つまりWAZAはこの水族館用の追い込み漁にNOを言ってきているようです。

 現在、ほとんどの水族館のイルカはこの太地町で捕獲されたもので、NOと言われている以上、今後、WAZAに、加盟していくには追い込み漁をやめて他の方法、つまりイルカを繁殖していくことが必要とされるみたいですが、繁殖をする場所や時間を考えると国内の水族館には大きな問題になりそうです。またこれをきっかけに動物園にも影響が懸念されていて、世界の貴重な動物を日本に連れてくる等、WAZAとの関係がこれまでと同じく必要でこれまた悩ませられる問題になりそうです。WAZAに残留するかどうか注目されるところです。

 皆さんはどのように感じられましたでしょうか?・・・

 

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